ツアー雑感



(京都一乗寺)

2007/11/25



昨夜と同じく、マディ・ウォータースのフーチークーチーマン♪のリズムで
ライブが幕開けする。
カンチはやはり楽器を持たずに、手振り身振りでメンバー紹介。



メンバー紹介の一番手、やなぎさんのソロ
音の立ったギター演奏を披露。




独さんはテルミンでソロ
歯をくいしばってウイ〜ンウイン♪言わせるなんて
怪しいこと、この上ない。(笑)







風丸さんは吼えるソロ
うおぉぅ〜♪うおうおぅ〜っ♪
この思い切りの良さは彼しかできない。(笑)




そしてキムラさんはベースでソロ
しんどさをふっ飛ばすように、前日の穴を埋めるように頑張った。



最後はカンチ。
「私がカンチです」とばかりに、両手を挙げて歌った。(笑)
このまま、相撲の四股を踏むようなリズムの頭取りで
「おっさんのブルーズ」に続く。

このメンバー紹介、私はかなり気に入ったな〜!o(^o^)o




春の「やなぎエイド」のお礼も込めて
ソロのトップは
やなぎさん

写真からもわかるように
表情が随分温和になった。
同時に、歌もギターもゆったりと丁寧で、余裕が見える。
他の誰よりもライブをこなし
その中で経験したことが身になって
一段と聴かせる歌うたいになったように思う。






2番手は
カンチ

吼える、しゃべる、歌う…
まさに発するがままで
その思い切りが、聴いているものを圧倒する。
カンチでしかやり得ないスタイルだ。



ある日言っていた。
「俺、時々歌いながら気狂てるんちゃうかと思う」って。(笑)
それくらい突き抜けられたら
それはそれですごいことやと思う。
二部の最初は風丸さん



みんなより一足早く京都に出かけ
街を散策して、その空気を感じてきた風丸さん。
京大の学祭も覗いてきたという、その旺盛な好奇心は
この人ならでは…
人間が大きい。
心が大きい。
体も大きい。(笑)

相変わらずロマンティックな包容力に
本当に安心する。










トリは
さん

今日は昨日とは少し違う楽器のラインナップ。
しょっぱなにテルミンの怪しい音を披露し
定番のウクレレはもちろんのこと
自宅にあった板と、愛娘あかりちゃんのミルク缶に弦を張っただけの
自作の1弦ギターもひっさげてきた。
この1弦ギターでの「スクラップブルーズ」は
独さんゆえの迫力と楽しさ、かっこよさが見えた。
作っている時もきっと楽しいんだろうね〜!



あかりちゃんがやなぎさんを見たときの表情。

最初は呆然とし「あ?!」


次は指の隙間から、こわごわ覗いたそうな。
あかりちゃんも鍛えられてきた。
末恐ろしい子どもになること、太鼓判。(笑)


ラストは全員で…やっぱり「さくらのタイ旅行」から始まった。(>_<)
前日に聴いているとはいえ
みんなが本当に楽しそうに歌っているから
もうどうしようもない。(笑)
お客さんからもクスクス、わははと笑い声がしている。
さくらのタイりょこ〜おっ♪を唱和してくれ、というカンチに
私の顔色を窺いながら歌った人も…(笑)
「これを聴いただけでも、来た甲斐があった」って人もいたね。(>_<)

…参った。

『人生に無駄はない』ですね。はい。m(_ _)m



続いて、お馴染みになった、おやじ本舗版「ウェイト」
みんな思い切りがよく、勢いがある。
もうこの歌は「私たちの歌」だ。(^O^)





最後は「おやじワルツ」



まずはウクレレで、独さんが哀愁のあるメロディーを弾いて…



そのあとを全員でしっとりと奏でる。
この曲はベースが大事。
キムラさんのベースが入った事で、曲が更にゆったりとした。



終わってからもギターを弾いて遊んでいたね。(^-^)




ライブは何が起こるかわからない。
それは重々承知しているけれど
まさか自分がネタになるなんて、思ってもみなかった「おやじの収穫祭2007」

綾部で音合わせをしている時に
おやじ本舗版「ウエイト」と「おやじワルツ」のエントリーは決まったものの
何か物足りない、もう1曲何かやりたい、とみんなで悩んだらしい。
誰とはなく音を出して合わせてみるものの、どうも今ひとつ。
この曲で行こうというものが見つからなかったという。

その隙間に、カンチが歌った「さくらのタイ旅行」♪
自然に合わせてみると、いや不思議。(@_@)
三度、五度のハモリまでいっぺんにできてしまい
終わってから、即「採用!」ってことになったんだそうな。
「その瞬間、神様が降りてきた」とまで言っていた。(笑)
いえ、降りたのは決死の覚悟をした社長なんですけど…ね。(^^;)

その頃、肝心の私は、といえば
やれ、玉子を忘れただの、炊飯器を取って来るだの…と
忙しく出たり入ったりしていた時のことだった。

その隙を狙われた…

最終の音合わせに立ち会った時
無防備にも、「さくらのタイ旅行」のイントロを弾き出したカンチに>カンチらしいわ。ヽ(´ー`)ノ
やなぎさんが「その曲は、ま、適当にやるということで…」と演奏を制した。
「ん?練習せえへんの?即興でやるん?」と一瞬不審に思ったものの
歌いだしたのがカンチだっただけに、それも有りなのかと見過ごしてしまった私。

それが甘かった…

やられた!と思った時には、歌はもう箱の中でイキイキと飛び交っていた。
♪さ〜く〜ら〜のたいりょこ〜ぉ ♪さくらのたいりょこ〜ぉ…ってね。(^^;)
本番であんな大合唱になるなんて、完全にふいをつかれた。
放送禁止もなにも、歌われてしまったらどうしようもない。
私は箱の中に散らばった、たくさんの「さくらのタイ旅行♪」を
どうやっても拾い集めることはできなくなっていた。
あの時のみんなの「してやったり」という嬉しそうな顔といったら…
全員が私のほうを向きながら、イタズラをした時のように
満足感一杯の顔をしていた。

そういえば…合宿の途中で、急に「今回のテーマは旅にしよう」ってことになったんだった。
「へ?なんで急にそんなテーマに?そんなに急に言うて対応できるん?」
今から思えば、その疑問を持った時に、深く追求すべきだった。
全てが「さくらのタイ旅行」に繋がっていたことをあとで知った。(ё_ё)

ま、『人生に無駄は無い』というのを証明するライブとなったわけで。
思えば、歌になって表にでるというのは
それが公になっても構わないということだから
「元気になってよかったね」、「大事なものを見つけてよかったね」という手荒い応援歌だと理解。
びっくり仰天して、そして、同時にみんなに感謝した。



おやじ本舗も今年で4年目になる。
さほど意図もなく、直感で集めた5人衆だったけれど
いずれ劣らぬ強烈な個性派揃い。

最初は、単純にその個性の違いを見ているだけで面白かった。
でも、重ねるうちに欲が出てきた。
ただ単に5人が一度に見れる、というライブでは面白くない。
おやじ本舗でしかできないこと、それが見たいなあって。

5人にも変化がでてきた。
最初の頃は自分の出番に集中していて
他のメンバーの演奏をじっくり聴いていない節があった。
お互いをライバル視して、自分のテリトリーを守ろうとしていた。
けれど、今回はみんなが一緒に楽しんでいた。
だから、5人全員で音を出す時に
とても楽しいものが、無理なく出たように思う。

この変化の一番の要因は、続けてきた時間の成果だ。
それぞれが持ち場で歌い続け、音楽にかかわり続けて
ゆるぎない個性を確立してきたからではないかと思っている。
5人は闘う相手ではない、面白がる相手だ。
自分のスタイルというものが確立してきているから
交わることに怖さがない。
潰しあうことなく、お互いの個性を認めあって
一緒に何ができるかを楽しめる段階に来た予感がする。
それが今回、「抑制の効いた」と評価をいただいた「おやじワルツ」に繋がったんだろうと思う。
ライブで遊ぶ余裕もでてきた。(笑)
こうなると…面白い…よね。(^O^)
自分を際立たせて主張するだけがライブではない、という意識が感じられて
次なるステップがみつかったようで、ちょっと嬉しい。
年に一度しか揃わなくても
やり続けていたからこそ出てきた成果だと思う。
何かやろう、交わろうという意欲を持って集まった集団は
濃密な時間を過ごす方法を見つけ始めている。

この5人の馬車はまっすぐには進まない。
一方が緩めば一方で締める。
一方が遅れれば一方が進む。
右に行けば左に行く。
時に、乗り物のほうが馬よりも先に行くこともあるかもしれない。(笑)
そんな一見ちぐはぐな中で
優しく手荒く手強く、微妙なバランスを保っている。

固いと壊れる。割れる。
でも、うねうねと柔軟に変化して行けば、強靭なものになれるんじゃないか。
全く違うものをごっちゃにして受け入れ、アメーバのように進んでいく。
私はそんな絵を理想として描いているんだけど…
真剣に遊ぶって案外大変なことだけど
そこにしかないものを一度味わったら、その大変さが極上の楽しみに変るようだ。
段々アメーバになってきたぞっ、てね。(笑)
なれたらいいな。なりたいな。
私もいいネタ元になれるよう、日々精進するかな?!(笑)


ということで、今年もライブが終わりました。
お越しいただいたみなさん、応援いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
またエネルギーを貯めて、楽しい時間をご一緒できたらと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
(さくら)

11/23 綾部合宿  11/24 キッチンゆいかじ
inserted by FC2 system